2012年02月16日
ξ 『エデンの園ゲーム』 ξ
- 映画 『ライアーゲーム ファイナルステージ』 より -
ここに、金、銀、赤、3種類のりんごがあります。
プレイヤーは11人。
プレイヤーが3種類のりんごの中から1つのりんごを選びます。
ゲームの基本は多数決です。
勝者は1億円獲得でき、敗者は1億円の負債を負います。
これを13回繰り返します。
実はこのゲームには必勝法があります。
プレイヤー全員が『赤いりんご』を選べは、全員が勝者となり、
1ゲームにつき、1億円、13回行いますから全員が13億円獲得できるのです。
そう、赤いりんごは『真実の実』なのです。
しかし、ここで例えば、1人が金のりんごを選び、1人が銀のりんごを選び、残りの9人が赤いりんごを選ぶと、
金・銀のりんごを選んだ人達は少数ですが、それぞれ1億円獲得できます。
そして、赤いりんごを選んだ9人は多数ですが、全員1億円の負債を負います。
そう、金と銀のりんごは『禁断の実』なのです。
また、優勝賞金は50億円出ます。
さて、結果はどうなるのでしょうか。@@
真実のりんごは13個揃うか?@@

これは数学の「囚人のジレンマ」で有名なゲーム理論をモチーフにたストーリーです。
これはライアーゲームの中でも一番面白かったかもです。^^
他者を信じたいが、自分が裏切られるのではないかという不安。
また、裏切った方が賞金を獲得できる可能性が高い。
自分が勝者になりたいとう欲望。
私はこの映画を観て、今の資本主義社会、今の日本、そのものだと感じました。
みんな、貧しい生活はしたくない、少なくともゆとりがある普通の生活を送りたい。
また、優秀な人はトップになりたいとも思うでしょう。
そこから競争が始まります。
競争というのは、字の通り、競い争うことです。
資本主義というのは、市場原理等ありますが、根本的には競争原理です。
私の事をいえば、小学生の頃からこの競争をしているわけです。
具体的には学校の受験ですね。
もちろん、会社に入っても競争です。
他社とも競争、会社の中でも競争。
その競争から様々な便利で人生を豊かにする製品・サービスが生まれます。
私は資本主義を否定しているわけではなく、また、共産主義を支持している者ではありません。
ただ、私が思うのは、個人の幸せだけを考えるのではなく、みんなが幸せにことも考える、
これって、当たり前だと思うのですが、とても大切だと思うのですね。
よく、日本はデフレスパイラルにはまっていると言われてますが、
私はね、個人の幸せスパイラルにはまっているような気がしています。
この映画はそういう事を考えさせられる、とてもいい映画だと思います。^^
ちなみにたぶん、この映画は割と低予算で作られていると思うのですが、興行収入が20億円を突破しています。
映画は低予算でもストーリーが良ければいい映画ができるんですよ。
もちろん、美術、音楽、映像など、デザイン、俳優の演技が大事なのはもちろんですけどね。^^

『Liar Game - The Final Stage』 2010
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Posted by sou at 22:14│Comments(0)
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