ξ 映画 『ダーク・ナイト』を観て ξ

sou

2011年06月29日 18:44



こばわ。^^

前回のつづきです。
映画 『ダーク・ナイト』、観ました。

私は根は単純なのもあるんですけど、ラスト・シーンでは背筋がゾクゾクっとしました。
感動、あと、かっこよかったですね。。。

なぜ、タイトルにバットマンの名前をつけず、 『ダーク・ナイト』にしたのか?
なぜ、バットマン特有の幻想的な街の雰囲気にせず、ごく普通のRLな街の描写にしたのか?
なぜ、既に1作目で、敵であるジョーカーをふたたび、登場させたのか?

なんとなく、私はわかったというか、私は推測できました。

全体的には、もう、シリアス、リアルですよ。

これはもう、アメコミ(アメリカン・コミック)のバットマンを超えた印象があります。
でも、やっぱり、これこそバットマンって感じがしました。
スーパーマンやスパイダーマン等では、この役は務まらない感じがしました。

人間の心理、というか、心理学的要素と、そこに倫理学的要素もある。

あと、クリストファー・ノーラン監督の作品ではよく見られますが、
悪役を単純に悪とせず、悪役側にも原因というか、理由を描いている。

ジョーカーはこれはもう悪というより、絶望のキャラですね。
フロイト心理学でいうところのタナトス(死の欲動)っていうんでしょうか。

そして、希望のキャラ、フロイト心理学でいうところのエ・ロス(生の欲動)である、
あの検事。それが・・・・
バットマンと刑事と検事のやりとり。。

あと、あの2隻の船でのゲーム理論というか、あそこでもね・・・
一般市民と役人と囚人のやりとり。。

自己保身、良心、倫理、感情、公平、不公正、希望、絶望、正義、悪、・・・

これは大人向けのバットマンではないかと。
日本だったらR-18にしてもいいくらい、ちょっと重いですね。

だけど、とにかく、ラスト・シーンのバットマンはすごくかっこよかったです。。。

この話はもっと語れますね。というか、語りたい気持ちがある。
私の気分次第で、また語るかもしれません。



映画 『 The Dark Knight 』 トレーラー


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